Friday, November 1, 2013

みんな不安を隠している


いわきに着いた日は、市街地を少し探索した。
台風のすぐ後だったせいかもしれない。
まぁどこの地方も人出なんてこんなもん。
人はまばらで商店街は静かだった。

その日宿で暇をつぶす為の本を買いたくて本屋に入った。小さな本屋でもないが客は私一人。
流石に事故を起こした原発に関しての興味は強いようで、平積みの面積の多くを原発関係の本が占めていた。胸がぎゅっとした。
それらの本を手に取ることなく、ベストセラー常連作家の最新刊を買った。

翌日、
思い切って植樹の時に地元の女性に、「震災後どんな風に生活がかわりましたか?」と聞いてみた。
女性には小さな子供がいるという。

「子供を外で遊ばせる機会は随分減りました。保育園でも、外でやる行事は減りましたけど、やる時は、もう気にせずおもいっきりやろうって感じ、本当はみんな気にしてて不安なんですけど、言いにくいってのもあると思う」
「知り合いにはサーファーがいるんですが、海にはいっている事を外の人は驚いていますね、一応自分達でちゃんと調べて入っているんですけどね・・・」

女性は丁寧に言葉を選びながら、自分の不安、みんなの不安、外からの不安に対する違和感、そんな事を語ってくれた。

 東京といわき、福島第1原発からの距離の違いは150キロ少し?
正直、この不安感、私は、福島の人も東京の人も、ものすごく大きな違いはないように思う。
どういう影響があるのか、本当の事はわからなくって、モヤモヤしている。
安全なのか?そうではないのか?政府の言っている事は信じていいのか?

もっともっと色んな場所、食品、しっかり検査して安全であることが発表されたらいいんだけど・・・・うやむや感ばかりだから不安は募る。

午後からは、子供の作文コンクールの授賞式があって、選ばれた3作品の作文を、地元紙の女性記者が読み上げた。
女性は読んでいる途中で、感極まって少し泣いてしまった。
次の作品を志賀さんが代わりに読む。
作品の内容は原発の事、震災の事で、当然この事はまだまだ終わっていないのだ・・・。

一泊二日、滞在時間は24時間。
短い旅だったけど、素晴らしい出会いもあり、強烈な思い出となった。

この先も何らかの形で、このさくらプロジェクトに関わっていけたらなぁ、と思っている。

http://www.siga.co.jp/iwakicherry/cherryindex.html


8日からは、人類史上最も危険な作業と言われる、燃料棒の取り出し作業が開始するらしいが、このニュースも随分と扱いが小さい・・・。

祈りましょう!無事に終わりますように!!!