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蔡さん監修の回廊美術館 事務所のすぐそばにある この木の椅子の前にはステージもあるの。 ここでトーク斎富とかさぁ・・・・。なぁんてw |
映画の主人公も顔負けの、壮大でドラマチックな人生を送っていらっしゃる志賀さん。
でもご本人は、威圧感も全くなく、にこやかで穏やかで、このプロジェクトを「道楽ですよ」とカラリと笑う。
しかしこの構想を知れば知るほど、考えれば考えるほど、とても意味深く、いわき愛にあふれているなぁと感心してしまう。
目指すさくらは99000本。
すごい数だけど、現段階では一人一本の木のオーナーにしかなれないのだ。お金持ちの人から何口も寄付いただいたら楽なのに、それをしない意味は?
なるべく多くの人がここにリアルに関わる事なんじゃないかな?
将来を通じて。
実際、植樹から4日しかたっていないけど、あたしは自分の植えた桜が気になって仕方がない。多分春には(もしかしたらその前に)様子を見に行ってしまうだろう。
マンガイチ自分のが枯れてしまっても、この山全体の桜の様子を、生涯にわたって、どこの桜よりも気になるに違いない。
志賀さんはとても勘の良い人だと今野さん。
その勘のせいなのか、寄ってくる人も良い人ばかりなのだという。
なるほど、ボランティアスタッフも本当にみんな感じがよくって、どの人もココロの底から楽しんでいるのがわかる。
いい人しか寄ってこないというよりも、自分の前では、みんないい人にならせてしまうパワーってのもあるんだと思う、、、、。(多分そっち、それこそが大事)
その驚くべき勘は、自己紹介をした時に、私自身も感じ取った。人の一瞬の間のおき方を見逃さないのだ。もちろんそれは人を責め込む為に使われるのではなく、場を和ませたり、相手をリラックスさせる為に使われているから凄いのだと思う。一々計算でやってはないだろうから、こういうのは天性の才能なのか???
そんな志賀さんの力のおかげで、この辺りの土地の協力を得る事も順調だったようだ。
「嫌な時代に生き残っちゃったねぇ」と嘆いてた90代のお婆ちゃんも、今は桜が咲くのが楽しみになって「長生きしなきゃ」と言っているらしい。
このプロジェクトは沢山の人の生きる望みの一つになるに違いない。
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桜ステンシルでおしゃれした車 |
志賀さんの自叙伝はここで読めます!
http://www.siga.co.jp/
※ 一人一本の桜のオーナーにしかなれませんが、桜を維持していくのに膨大な手間暇コストがかかるため、寄付金は募っておられるようです。
http://www.siga.co.jp/iwakicherry/cherryindex.html
つづく